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もちろん、岐阜県のことである。
またもや、真面目で善良な公務員達が叩かれるネタができてしまった。
処分に困ったとはいえ、元は貴重な血税である。もう少しスマートな方法はなかったのであろうか?
あってはならないことだが、昔は都道府県の裏金作りはそこらじゅうで行われていた。
裏金とはとどのつまり、カラ出張などの不正な手段を用いて資金を捻出し、それを官官接待などの費用に充てていた問題である。
当の岐阜県は2億とも4億とも言われるが、秋田県では43億、北海道では実に76億の裏金があったという。
これらの問題は、平成一ケタ当時に全国のオンブズマンが激しく追及して明るみに出た。
まさに役所の闇の部分、負の遺産である。
多くの都道府県が自主的に調査を進め、関係者からの返還や処分を行い、不正を正した。
それを持って一応の決着は付いたと思っていたが、まだ残っていたとは驚きである。
岐阜県は当時、不正はありえないと言って調査を一切行わなかった。
平成7年に情報公開条例ができ、裏金は存在しないとまで公言した。
その実、裏金を監査の対象にならない職員組合の口座に移し替え、場当たり的に凌いでいたようである。
しかもこれは幹部の指示だと言う。
浅知恵である。
今更ながらにツケが回ってきたと言えよう。
県の調査チームは梶原前岐阜県知事にも事情を徴収しているが、知らぬ存ぜぬの一点張りだ。
かつて三位一体改革で、国と真っ向から渡り合った「戦う知事」の面影はない。
外には強気でも内部の腐敗は見て見ぬ振りだったのだろうか。
個人的に、好きな政治家だっただけにとても残念である。









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