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その具体的なその算出式は、
平均在院日数 = 在院患者延べ数 ÷ (新入院患者数+退院患者数)×2
というものである。
一番成績のいい病院は平均在院日数20日未満であるが、これがどれくらいの数字かと言うと、100床の病院でベッドが常に一杯の場合、1日あたり5人以上を退院させなければ達成できない数字ということになる。
並大抵の努力では達成できない。事実、一部の病院では患者の容態が安定しないうちから退院勧告をされるようなケースもある。
極端なケースでは、病院がわざとベッドをあけることもあるそうだ。分母を大きく出来ないなら、分子を小さくしてしまえという発想である。
本来入院できるところが入院できなくなるわけだから、こういう状態が患者にとってのぞましいはずもない。
そして厚生労働省の目論見ともまったく正反対の結果になるわけであり、もちろん病院にとっても苦肉の策である。
よく使われる言葉で三方一両損というのがあるが、これは全く正反対の例である。
ともあれ、厚生労働省の胸算用は時として思わぬ結果をもたらすことになる。
では今度の医療制度改正の胸算用はどんな按配であろうか?
老人は3か月で病院を追い出されるとよく言われる。
それは今まで、老人の医科点数表において、90日を超えると入院基本料が大幅に減額されていたからだ。
この残酷かつ強力なルールによって、長期入院の老人は、一般病床から療養病床、あるいは介護へと強制移動させられてきた。
この点数設定はこれからも変わらない。
だが7月からの療養病床の診療報酬は、悪名高き「老人90日超えの入院基本料」より採算が取れないかもしれない。
しかも、老人が入院90日を超えると平均在院日数の算出から除かれるという除外規定がある。
更には、療養病床に行くことにより、患者の食事代や部屋代が大幅にアップするのである。
加えて、将来的な療養病床の大幅削減計画がある。
これでは老人は確実に一般病床に滞る。
社会的入院は、一般病床から療養病床、そして介護へのスムーズな患者の流れを作ることにより解消される。
だが、今度の改正は、そのパイプの真ん中を絞るというものだ。
果たして道を細くすることで高速道路の渋滞を緩和できるのであろうか?
正しき方策は出口の料金所を広くすることであり、そしてこれは「介護」のことに他ならない。
「受け皿なき改革」は、病院も患者も不幸にするだけである。
** 追記 **
7月6日、カテゴリーを修正しました。
記事中の「老人が入院90日を超えると平均在院日数の算出から除かれるという除外規定」は7月から適用されないことが後に判明しました。









COMMENTS
暇人店長はうつ病患者。
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2006/06/20 | URL | EDIT
現職公務員SE
#-
2006/06/20 | URL | EDIT
はあ、時間が無い(w