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平素よりFC2ブログをご利用いただき、誠にありがとうございます。
本日絵文字エディタに共有機能を実装いたしました。
共有機能とは、作成した絵文字をユーザー間で共有できる機能です。
絵文字エディタ起動後の画面で、ユーザーの作った絵文字を見ること
ができます。もちろん気に入った絵文字があれば自分のブログに挿入
することも可能です。ブログへの挿入は気に入った絵文字をクリック
するだけ投稿フォームに絵文字のタグが挿入されます。
今後ともFC2ブログをよろしくお願い致します。
※ 更に機能強化開発中ですのでご期待下さい。
絵文字共有機能を追加しました
FC2は精力的に新しい機能を開拓するので非常に好感が持てるし、次はどんなことをしてくれるのだろうか、と楽しみでもある。
ところが今回ばかりは話が中々やっかいだ。
やっかいな理由は上記の記事のユーザからよせられたコメントの部分を見れば分かる。
そう、著作権の問題である。
著作物とは、美術、音楽、文芸、学術に属する作品であるが、絵文字も、たとえ16×16ピクセルのサイズであろうとも絵画の一種として著作物とみなされ、その作者は著作権を有する。
そしてそれはFC2の規約にも以下のように書かれていることから明らかである。
■著作権について
ユーザーはFC2ブログ内においてユーザーが作成したテキスト・画像・テンプレート等の内容について著作権を有するものとします。
FC2はユーザーが作成したコンテンツを転載、要約する権利を有します。
許諾無く共有絵文字をblogに使用すれば、著作権者の複製権の侵害に当たる。
ようするに犯罪である。
著作権法第百十九条 次の各号のいずれかに該当する者は、五年以下の懲役若しくは五百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
一 著作者人格権、著作権、出版権、実演家人格権又は著作隣接権を侵害した者
ここで、ポイントは2つある。
1.本当に勝手に絵文字を使うと犯罪なのか。
2.こんな機能をつけて、法律上FC2は問題ないのか。
まず1であるが、以下の絵文字を見て欲しい。

この絵文字は以下のようなhtml文で構成されている。
<img src="http://blog-imgs-1.fc2.com/emoji/2007-02-06/3194.gif" alt="樹" border="0" style="border:0;" class="emoji">
即ちblog中の絵文字は、FC2のサーバーにUPされたデータを参照している状態である。
この状態が著作権法上どうか、ということだが、社団法人著作権情報センターのサイトにちょうどこれに当てはまる事例がある。
Q.ホームぺージを作成するに当たり、他人の著作物を利用したいのですが、どのような点に注意すればよいのでしょうか。
A.ホームページを作成するに当たって他人の著作物をホームページに取り込むことがあります。この場合には電子信号によってパソコンのハードディスクやフロッピーなどに複製することになるので複製権の処理が必要になります。
私的使用のための複製は自由であるという趣旨の規定がありますので(著作権法第30条)、会社などで作成する場合はともかく、みずからの趣味としてホームページを作成する場合には複製権の処理が必要ないように見受けますが、ホームページは不特定多数の人からのアクセスが可能であり、またそれを予期して作成するものであるところから、「私的使用」の範疇を超えるものであって、権利者から複製の許諾をとらなければならないものと考えます。また、プロバイダーのサーバーにアップロードする際には送信可能化権が働きますのでこの処理も必要であることに注意してください。(後略)
http://www.cric.or.jp/qa/multimedia/multi13_qa.html
要するにblogでの絵文字利用は著作権法第30条の「私的使用を目的とした複製」とは認められず、また第32条の常識的な「引用」の範囲も超えていると思われる。
絵文字作成者から複製権の許諾を得ずに無断使用すれば、まぎれも無い犯罪行為。五年以下の懲役若しくは五百万円以下の罰金またはその両方ということである。
きゃー!
じゃあ、FC2の責任はどうなんだ!、という話だが、
まず、ユーザーが作った絵文字がFC2のサーバーにUPされ、全ユーザーが参照できる状態自体がまずいのではないか、という疑問がある。
これについては前述のFC2blogの利用規約にもあるとおり、「FC2はユーザーが作成したコンテンツを転載する権利を有する」
即ち、blogサービスを利用する時点で暗に複製権を許諾しているものとみなされるから、法律上問題ない。
じゃあ、著作権侵害を容易にする絵文字機能の提供はどうか。
いわゆる幇助罪にあたるのではないか?
絵文字をblogに貼り付ける機能は特定のhtmlソースを文中に挿入するスクリプトを提供しているだけである。
同じhtml文は、心得があるものならば手打ちで作成できるし、そうしたhtml文で他人のblogの画像を拝借することも可能だ。
意地悪い言い方をすれば、FC2は道具を与えただけ。やろうと思えば、ツールが無くてもできる。
果たして包丁による殺人は、包丁を売った金物屋の責任なのか?ということである。
Winnyにも関係する話であるが、現実に幇助罪というのは立証が困難で、適用される可能性は非常に低いといわれる。
そして利用規約にもう一つ、以下の文言がある。
■禁止行為について
ユーザーは本サービスの利用について以下の行為を禁止します。禁止行為を行った場合は予告なく利用を停止しするとともに、禁止行為に基づきFC2または第三者が損害を被った場合は、当該ユーザーはこれを賠償するものとします。
1、法令に抵触する内容、及び画像、記事、音楽、ソフトウェアなどの著作権侵害する行為、および違法な行為を勧誘または助長する行為。
また、他のユーザーが作成した絵文字を参照するときに、そのIDが出る。
前述のスタッフblogに寄せられたコメントの中には「IDまで晒されて我慢ならない!」という記述があったが、
邪推すれば、これは絵文字を利用する許諾を該当作成ユーザーに取るための手段として表示されているものなのかもしれない。
つまり、
「ID出るから連絡取ることも可能だったのに、どうして事前に許諾を取らなかったの? 利用規約にも著作権を侵害するような無断使用はするなって書いてあるでしょ! 便利な道具を提供してあげたのに、どうしてそんな犯罪的な使い方をするの?」
ということなのであろう。
いやー、怖い考えになってきた。
で、ユーザー同士で著作権侵害罪を巡る訴訟とか、FC2がその幇助罪で訴えられるとか、そういう最悪の事態を回避する手段は、
ずばり平成19年2月10日以前に登録された絵文字データを削除するか、他ユーザーからアクセスできなくすることである。
同じ著作物である共有プラグインや共有テンプレートが、問題なく運用されているのは、明らかにそれが他人に利用されることを前提としているからだ。
つまり、それをUPした時点で、暗に利用者に複製権を許諾しているとみなされるわけである。
もちろんプラグインやテンプレの作成者もそのつもりでUPしているであろう。
(もし過去に、UPしておいて「勝手にプラグインやテンプレ使うな著作権違反だ!」と主張したユーザーがいたら教えて欲しい)
問題は、絵文字が共有されると全ユーザーに告知されていなかった点にある。
故に平成19年2月10日以前に絵文字を登録したユーザーは、こうした共有利用に許諾しているとはみなされない。
FC2は、とりあえずこの部分だけ対処すれば、法律上のもめごとは何とかなる。
自分が仮にFC2の管理者であれば、ただでさえ重いサーバに更に制御処理をかけるなどという愚かなことはしない。
平成19年2月10日以前の絵文字をざっくり削除だ!
絵文字の保存は日付ごとのディレクトリ構造になっているから造作も無いことだ。
平成19年2月10日以前にデータを登録したユーザーからのクレームはどうするかって?
大丈夫、以下の規約がある!
■免責事項について
ユーザーは自己の責任において、自己の作成したデータ全てを保存するものとします。FC2BLOGサーバーは、ユーザーのデータの保存を保証しないものとし、ユーザーはFC2BLOGに対して本サービスで保存するデータの消失に対する損害や責任について一切を免責するものとします。
何とでも言うが良い。
これが役人の悪知恵という奴である。(ウソです)
さて、悪い冗談はさておき、FC2blogの共有絵文字、
ここらへんの著作権の問題が解決するまで、絶対に使わないことをオススメする。
もう一度良く利用規約を読んで欲しいが、訴訟が起きたときFC2は一切弁護してくれない。むしろ裁判においては敵に回る可能性が高い。
自分の身を守ることができるのは自分だけである。
■ユーザの負担・責任について
ユーザーは、本サービスの利用について、以下の負担と責任を負うものとします。
ユーザーがサービス中に送信したコンテンツ、ユーザーによるサービスの利用、ユーザーのサービスへの接続、ユーザーの本規約違反もしくはユーザーによる第三者の権利侵害に起因または関連して生じたすべてのクレームや請求については、ユーザーの費用と責任で解決するものとします。
また、当該クレームや請求への対応に関連して当サイト運営者に費用が発生した場合または賠償金等の支払いを行った場合については、ユーザーは当該費用および賠償金等(当サイト運営者が支払った弁護士費用を含みます)を負担するものとします。自己の作成したコミュニティへの書き込みについて、ユーザーは第三者の書き込みに対してもその管理義務を負うものとし、また、当該書き込みについては、ユーザーが表示した情報と同様の適用を受けます。
コミュニティ内で紛争が起こった場合は、当該ユーザーは自己の責任で解決するものとし、fc2または第三者が損害を被った場合は、当該ユーザーはこれを賠償するものとします。









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