公務員叩きに物申す!-現職公務員の妄言
筆者的SNS考(前編)―なぜSNSがウケるのか?
http://genshoku.blog69.fc2.com/blog-entry-79.html
さて、筆者は無謀にもSNSを開設したわけだが、中には「SNSって何?」という方もいるかもしれないので、その話でもしようかと思う。
e-wordsからの引用によれば、「人と人とのつながりを促進・サポートする、コミュニティ型のWebサイト」とある。
プロフィール、日記、掲示板、メッセージなどの機能を備え、親しい人に日記の更新を知らせることも出来る。
日本で一番有名なのはmixi(ミクシィ)だ。SNSは知らなくてもmixiの名前に聞き覚えのある方は多いのではなかろうか。
SNSで特徴的なのは、その入会方法だ。
mixiで一躍有名になったが、招待制という方法で、既存の会員から招待を受けないと入会できないという方法である。
これは「ユーザーそれぞれの素性が明らかになり、健全で安心感のある居心地の良いコミュニティを維持する目的で採用されている」とのことだ。(Wikipediaより引用)
実はSNSは招待制だけでなく、自由に入会できるオープン制もあるが、コミュニティの質を保つためにある程度利用者が増加した段階で招待制に切り替えるSNSが多いようである。
こうした特殊なある種「排他的」な入会方法にも関らず、mixiは既に数百万人の利用者がある。
では、こうしたSNSが爆発的にHITした背景は何であろうか?
mixiと良く比較対象となるものに、巨大掲示板2ちゃんねるがあるが、なるほど2ちゃんねるは無法地帯で殺伐としており、一方でmixiは(例外的な部分はともかく)良心的なユーザーが多く温かみがあるように見える。
だが、いざ筆者がmixiを体験してみると、非常に窮屈で居心地が悪い。おかげで登録はしてみたものの、ずっと放置状態である。
決してサービスの中身が悪いわけではなく、相性で済ませられるような単純なものでもない。
その根本は「無形のルール」とでもいうべきものにあるからである。
ご存知の方もいるかもしれないが、自分は2ちゃんねるのディープユーザーであり、いわゆる固定ハンドルという奴である。
2ちゃんねるは異質だ。傍から見ていると、アンダーグラウンドの、それこそ犯罪者集団に見えるかもしれない。
しかし、その中でも多くの有益な情報はあるし、真剣な議論から止揚に至る場合もある。
無法地帯の中からそうした宝石をすくい上げるにはコツがいる。
このコツは現実社会のルールとは全く異質なものである。だから一般的なユーザーからは受け入れがたいのである。
2ちゃんねるの例は極端としても、ネット上には現実社会とは異なった多くのルールや不文律がある。
いわゆるネチケットというやつだ。
ところがmixiは他のネットコミュニケーションにさほど傾倒していないものでも参加しているし、実名顔写真入りで参加しているものも多い。
そこでのコミュニケーションは現実のそれに非常に近く、いわゆるネチケットを熟知していないものでも気軽に利用できる。
2ちゃんねるやネット掲示板は敷居が高い。だが、SNSは予備知識無しに、気軽に現実感覚で楽しむことができる。
SNSがウケる真の理由はそこにあるのではないかと筆者は分析する。
(続く)
↓現在のスクリーンショット。CSS編集がめんどい。(クリックで拡大)

2006年11月05日(日)22:50 | 現職公務員SE
コメント
トラックバック
copyright © 2007 公務員叩きに物申す!-現職公務員の妄言 all rights reserved.